苦しいこと、つらいことは、必ずやってくる。
どうしたらそこから逃れられますか?と聞いてくる人もたくさんいる。
そして、それにこたえることが、私の仕事でもある。
だけど…
そのすべてから、やみくもに逃げることは、決して開運にはつながらないと思う。
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私自身も、過去に、自分はすごく不幸だと思っていた。
私はなぜ生まれたのだろう。
自分に何の価値も見いだせないのに。
誇れるなにものもないのに。
泥水の中をのたうちまわるような人生…
この世こそ地獄で、死ぬことが救済なんじゃないか、と思っていた頃もあった。
でも、惟神(かむながら)で、占いを生業として…
たくさんの人の話を聞いて思ったのは、
人の苦しみは、それぞれだ
ということだった。
そしてそれは、決して自分を罰するために存在しているのではない。
そこを通り抜けた時に、はじめて見える景色、開ける展望がある。
命が、暗くて狭い産道を通り、この世界に生まれ出るように…
その人にとって決して逃げてはいけないチャレンジがある。
自分の苦しみの「質」を視ること。
そして、それが避けて通れないものだとしたなら、その時間と、プロセスを信頼して、耐えること。
そして、私は、自分の苦しみだけにフォーカスすることをやめた。
不幸な私、を作り出すことをやめた。
そう。
泥の中にこそ咲く花がある、ということ…
あなたが、あなた自身であることを受け入れた時
あなたは、幻想から自由になる…
遠い国で聴いた、サンスクリットの言葉
それは、真実に目覚めていくためのもの。
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